FRB、政策金利を3.5%〜3.75%に据え置き — 9対3、3人は利上げを主張
連邦公開市場委員会(FOMC)は7月29日、フェデラルファンド金利の誘導目標を3.5%〜3.75%に据え置きました。投票は9対3で、ハマック、カシュカリ、ローガンの3委員が0.25%ポイントの利上げが妥当だとして反対しました。声明は、エネルギーなど供給ショックの影響もあり物価上昇率が2%目標を上回る水準にとどまっていると診断し、「委員会は物価安定を実現する」との文言を維持しています。
何が起きたか
FOMCは7月28〜29日の会合で、フェデラルファンド金利の誘導目標を3.5%〜3.75%に維持し、銀行システムに潤沢な準備を供給する方針を続けることを9対3で決定しました。反対した3委員 — ハマック、カシュカリ、ローガン — は、今回の会合で0.25%ポイントの引き上げが適切だとの立場でした。
声明が述べていること
委員会自身の診断は次のとおりです。中東情勢などで不確実性が高い中でも経済活動は堅調に拡大しており、生産性の伸びと設備投資は強く、雇用の増加は労働力人口の伸びに見合い、失業率にはほとんど変化がありません。物価上昇率は、エネルギーを含む一部部門の供給ショックを反映して、2%目標に対してなお高い水準にあります。声明には「委員会は物価安定を実現する」という一文が残されています。
なぜ重要か
9対3はFOMCとしては異例にはっきりした意見の分かれ方です。方向も重要で、反対した3人はいずれも「より高い金利」を主張しました。緩和圧力ではなく引き締め圧力に対して据え置きを守った構図であることが、この会合以降のFRBの発信を読むうえでの前提になります。
まだ確定していないこと
声明は今後の経路を約束していません。利上げ論が支持を広げるかどうかは、この会合の時点で委員会がまだ見ていなかった物価指標次第であり、声明自身も現在の物価上昇の一部を、継続期間を予断できない供給ショックによるものとしています。
次の注目点
8月19日に公表されたこの会合の議事要旨には、双方の論拠が記録されています。次回の政策決定と、それまでに出る物価指標が、9対3の構図の行方を決めます。
検証状態
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出典
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