イングランド銀行、政策金利を3.75%に据え置き — 6対3、エネルギーが物価上振れリスクを残す
金融政策委員会(MPC)は7月29日、6対3でバンクレートを3.75%に据え置きました。メーガン・グリーン、キャサリン・L・マン、ヒュー・ピルの3委員は4%への引き上げを主張しました。消費者物価上昇率は2.6%まで低下しましたが、委員会はエネルギー価格の転嫁により年後半に再び上昇すると見込み、物価見通しのリスクは上振れ方向に傾いていると判断しています。
何が起きたか
2026年7月29日に終了した会合で、MPCは6対3の多数決によりバンクレートを3.75%に維持しました。据え置きに投じたのはアンドリュー・ベイリー、サラ・ブリーデン、スワティ・ディングラ、クレア・ロンバルデリ、デーブ・ラムズデン、アラン・テイラーの6委員。メーガン・グリーン、キャサリン・L・マン、ヒュー・ピルの3委員は0.25%ポイント引き上げて4%とすることを主張しました。
議事要旨が述べていること
消費者物価上昇率は前回会合以降2.6%まで低下しましたが、委員会はエネルギー価格の転嫁が続くため年後半には再び上昇すると見込んでいます。エネルギー価格は中東情勢前より高い水準で変動が続いています。多数派は、バンクレートの据え置きと、紛争開始以降の金融環境の大幅な引き締まりとを合わせれば、物価上振れリスクに対する十分な保険になると判断しました。反対した3委員は基調的なディスインフレに確信を持てず、二次的効果が無視できない可能性があるとし、物価上昇率が5年以上にわたり2%目標を上回ってきたことを指摘しました。
なぜ重要か
7月のFOMCと同じく、委員会内部の圧力は緩和ではなく引き締めの方向を向いています。イングランド銀行自身の説明は明快で、金融政策はエネルギー価格そのものを動かせないが、その調整過程を経てもなお2%目標を持続的に達成できるよう政策を設定する、というものです。
まだ確定していないこと
委員会自身が、中東情勢の展開次第で見通しは大きく変わりうると述べています。7月の見通しは7月20日までのエネルギー価格経路を前提として明示的に条件づけられています。賃金・価格における二次的効果が生じるかどうかが判断を分ける論点であり、議事要旨は現時点でその証拠は乏しいと記録しています。
次の注目点
エネルギー価格の推移と、賃金・価格データに二次的効果が現れるかどうか。そして次回会合での票の分かれ方です。
Verification Status
Primary source: Bank of England (https://www.bankofengland.co.uk/monetary-policy-summary-and-minutes/2026/july-2026). An official source is authoritative for what THAT party published; it does not by itself confirm third-party claims. Silence from other parties is never treated as denial.
Sources
Primary source: Bank of England — https://www.bankofengland.co.uk/monetary-policy-summary-and-minutes/2026/july-2026
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